私は長らくHUAWEI watch 2を使っていたのですが裏面カバーが外れて、バッテリーがむき出しになってしまいまして、買い替えを検討しておりました。
そんな折、最近流行りのスマートバンドはどうだろうかと思い、mi band 6を購入いたしました。
今回はスマートウォッチの代替品としてmi band 6がどれほど使えるかという視点でレビューしていきます。
スマートウォッチとスマートバンドの違いは
そもそもスマートウォッチとスマートバンドの違いは何でしょうか。
明確な定義は決まっていないようですが、世に出ている商品ではいくつかの違いがあるようです。
1.OSの違い
一番大きな違いは搭載されている OS の違いです。スマートウォッチではApple watchはwatch OS、android系はWear OSを搭載しているものが多いです。HUAWEI等独自OSを搭載している場合もありますが、スマートウォッチはほぼこの2つです。アップデートも頻繁に行われている印象です。
一方スマートバンドはメーカー独自のOSが搭載されています。独自OS故に、アップデートの頻度もスマートウォッチに比べると少ない印象です。
2.スマートフォンとの連携
OSの違いからくる、スマートフォンとの連携にも大きな違いが有ります。
スマートウォッチの場合、Apple watchはiOS、Wear OSはandroidとの連携が強力です。もともとそういったコンセプトで開発されているから当然なのですが、着信や通知はもちろん、アプリのデータ同期やスマートウォッチ単体で動作するアプリなども有ります。
手許で通知の簡単な内容や地図の確認などもできます。
スマートバンドの場合、身体、運動データの収集が主な目的で、スマートウォッチほど多彩な機能はありません。着信や通知の確認ぐらいはできますが、それ以上の事となると難しくなります。
以上のことを踏まえると、スマートウォッチはスマートフォンと連携してより便利に使うためのもの。一方スマートバンドは特定のアプリと連携して、運動量や心拍数など身体情報を収集するためのものと言えます。
スマートウォッチの代わりになるのか?
で、いよいよ本題のスマートバンドはスマートウォッチの代わりになるかというところですが、スマートウォッチをどこまで使いこなしていたかによります。
着信や通知などはスマートバンドでも受け取ることができるので、この辺りはスマートウォッチと変わりなく使える印象です。ただしMi bandの場合はアプリでの設定が事前に必要です。
ひと手間かかってしまいますが、スマートウォッチでは不要な通知までどんどん受け取ってしまうというようなことは防げます。ここは一長一短といったところでしょうか。
メディア操作(音楽の再生停止、曲送りなど)もスマートバンドで操作できます。ただこれは使用アプリによっては対応していない可能性はあります。Youtube musicは対応していました。
一方googlemapで目的地を設定した際のナビゲーションはスマートバンドではできませんでした。地図を頻繁に使用する方は不便を感じるかもしれません。
またスマートバンド内で完結するような機能はほぼありません。スマートウォッチではアプリをダウンロードすればtwitterができたりとかもしましたが、スマートバンドではできません。
あと全体的なレスポンスはもっさりしています。操作の際のアニメーションもカクついていて快適とは言えません。あくまでモニタリング機器という事で、スマートバンド単体であれこれするというのは想定されていないのでしょう。
ライトな使い方なら十分
以上がスマートバンドを使用していての所感となります。時間と通知を確認できればそれでいいというぐらいなら、スマートバンドでも十分です。ただ、スマートフォンの補助的にあれこれと使いこなしたいという方には物足りなく感じると思います。
スマートウォッチに「触れる」機会が多い方はやはりスマートウォッチの方がよいでしょう。一方スマートウォッチを「見る、確認する」というだけの機会が多い方なら、スマートバンドでも十分満足できると思います。