みなさんクラウドファンディングというものはご存知でしょうか。今回はクラウドファンディングを利用するうえで知っておくべきこと、気を付けておくべきことを中心に解説します。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、起案者がインターネット上でやりたいこと、実現したい事を発表し、それに賛同する人から資金を募り実現させる仕組みのことです。
資金を投資した人は、起案者が夢やアイデアを実現した際には、リターンを受け取ります。これが物理的な商品だった場合はその商品を受け取るのが一般的です。つまり今までこの世にになかったような新しい商品を受け取ることができます。こういった形式は購入型クラウドファンディングと呼ばれます。
なおクラウドファンディングには他にもリターンが設けられていない寄付型や、事業などに投資して報酬を受け取る投資型(ソーシャルレンディング)などがあります。
クラウドファンディングは”お買い物”ではない
最初に最新ガジェットを手に入れようとか、購入型クラウドファンディングとか言っておいてなんですが、クラウドファンディングと言うのは決してお買い物ではありません。
クラウドファンディングと言うものは、あくまで投資です。投資が成功した際にその見返りとして商品を受け取るものなのです。
起案者に投資をしたがアイデアが実現に至らず失敗し、リターンも得られないと言うことも普通に起こりえます。この失敗と言うのは投資の目標金額に至らなかったと言う意味ではありません。目標金額を達成していても失敗すると言うこともあり得ます。これらは決して珍しいことではありません。
そういった場合、投資したお金が戻ってくるかどうかはわかりません。クラウドファンディングサイトが返金するという場合もありますが、基本は戻ってこないと考えておいたほうがよいでしょう。
多数の魅力的なプロジェクト。過去にはヒット商品も
ここまで読んで、詐欺に遭いそうだとか無駄金を払うだけとか思うかもしれませんが、もちろんそんな事はありません。過去にはクラウドファンディングからヒット商品が生まれたこともあります。
例えばUMPCのはしりともいえるGDP WINはクラウドファンディング発の商品になります。
こういった今までなかったようなものを、いち早く手にすることができるのがクラウドファンディングの魅力です。
私も過去には上記のGPD WINや小型スマホのAtom、ホログラムディスプレイLooking Glass等いろいろなものを手に入れることができました。
実現しそうなプロジェクトをどうやって見極める?
革新的なアイデアから実現不可能なものまで、玉石混在なクラウドファンディングですがどうやってそれらをに極めれば良いのでしょうか。
これは本当に難しくて素人ではなかなか判別できるものではありません。プロジェクトの計画性や実現性を見極めろと言われても、それがわかれば苦労しないよ!というのが実際のところです。
それでも判断材料をあげるとしたら、それは立案者の実績と背景です。
過去にクラウドファンディングを成功させているとか、名のある企業のプロジェクトチームが立案しているとか、バックボーンがあれば安心材料になると思います。
ただし元○○に勤めていましたというような、過去のバックボーンはあてにならないかなと思います。場合によってはマイナスポイントにもなりえます。
代表的なクラウドファンディングサイト
私が利用しているクラウドファンディングサイトを紹介いたします。
日本
株式会社サイバーエージェントが母体。過去に映画『この世界の片隅に』のプロジェクトが掲載されました。
日本では成立件数NO.1の大手サイト。ジャンルも多様で地域密着型のプロジェクトも多い。
海外
GPD Winのプロジェクトが掲載されたサイト。PCやスマホ関連のテクノロジー系のプロジェクトが多い。
クラウドファンディングサイトのはしり。掲載数も膨大です。
最後に
クラウドファンディングサイトは眺めているだけでも楽しい、魅力的なプロジェクトが満載です。
その中でもこれはお金を払ってでも欲しい!というものがあるならここで書いたことに気を付けながら、挑戦してみてはいかかでしょうか。
きっと今までにないワクワク感感じられると思いますよ!