valveからsteam特化のポータブルPC、steam deckが発表されました。
7インチモニタ搭載のゲーミングPC
steam deck は７インチモニタ搭載のゲーミングPCです。キーボードは搭載せず携帯ゲーム機のようなフォルムです。イメージとしてはwiiUのゲームパッドのような雰囲気でしょうか。
独自開発のAPUを搭載
メインのプロセッサはAMDと共同開発したAPUが搭載されています
CPUはZen 2 4c/8t、2.4～3.5GHz（最大448 GFlops FP32）、GPUは8 RDNA 2 CU, 1.0～1.6GHz（最大1.6 TFlops FP32）とのこと。
GPU性能はOneGx1 ProのIntel Core i7-1160G7とほぼ同等といえます（参考リンク）
価格は399ドルから！
なかなかにハイスペックな機種ですが価格は最安でなんと399ドルになります。
ストレージ容量の差で3つのラインナップですが、付属品など細かな違いがあります。
| 64GBモデル | 256GBモデル | 512GBモデル | |
| ストレージ | 64GB eMMC内部ストレージ | 256GB NVMe SSD内部高速ストレージ | 512GB NVMe SSD内部最速ストレージ |
| キャリングケース | なし | 付属 | 限定キャリングケース付属 |
| モニタガラス | 通常 | 通常 | プレミアム防眩エッチングガラス |
| 価格 | 399ドル | 529ドル | 649ドル |
すべてのモデルにmicroSDカードスロットが搭載されているので、ストレージの拡張は可能ですが、実用的なのは256GB異常のモデルでしょうか。
ちなみに重量は669gとゲーム機にしてはちょっと重めです。
windowsのインストールも可能！
このsteam deckですが実はwindows搭載機ではありません。 LinuxベースのsteamOSという独自のOSを搭載しています。
Linux対応のゲームも増えてきているとはいえ、まだまだ数は少ないです。windowsPCでプレイできるタイトルが steam deckではプレイできないなんてこともありそうです。
しかし、この steam deckはwindowsのインストールもできるとのこと。 windowsのライセンスを自前で用意すれば steam deckをwindowsPCにできてしまうのです。
ライセンスの追加料金は必要になりますが、それでも安価で高性能なゲーミングUMPCが手に入ることになります。
発売は2021年12月から（日本は2022年？）
気になる発売日ですが、アメリカ、カナダ、欧州連合、イギリスでは2021年12月から発売されるとのこと。その他の地域でも2022年に出荷予定とされています。
日本に向けての販売は正式にアナウンスはされていませんが、すでに日本語ページができているので販売されるのは確実だと思います。
突然現れたsteam deck 、価格と性能でゲーミングUMPCの本命となりそうです。
