スマホの通信費節約のために格安SIMを使用されている方は多いかと思います。
ただ、iPad等データ通信のSIMはどうでしょうか。同じように格安SIMのデータ通信プランを使ってませんか?実は格安SIMよりお得で品質も良い方法があります。今回はそれを紹介します。
プリペイドSIMとは
プリペイドSIMは本来海外から日本への旅行者向けに発行されているデータSIMになります。
ただ海外の方だけでなく日本在住でも使用することができます。アマゾンやYahoo!ショッピングで普通に販売されています。
実際に手に入れよう
アマゾンやYahoo!ショッピングでSIMカードを検索します
すると格安SIMのエントリーパッケージに混じって、docomoやソフトバンクのSIMカードが表示されます。auや楽天モバイルはありません。
容量や日数等様々なタイプがあります。自分に合うタイプを選びましょう。
今回私が使用するのは180日/10GBのソフトバンク版です。
キャリアごとの違い
キャリアごとに扱いに微妙な違いがあります。
docomo版
- 使用日数は開通日からカウント
- 開通作業が必要
- 容量超過後は低速通信に切り替え
ソフトバンク版
- 使用日数はSIM発行日からカウント(180日フルでは使えない)
- 開通作業は不要
- 容量超過後は通信できなくなる(低速通信なし)
いずれも使用期限後は一切通信できなくなります。低速通信もできません。
こう並べるとdocomo版のほうが使い勝手がよさそうですが、docomo版のほうが価格が高いです。
私が見た限りではソフトバンク版が2380円、docomo版が3800円が最安でした(2020/11/15amazon時点、amazon調べ)今回は安価で通信手段を得るというコンセプトなのでソフトバンク版一択です。
実際の使用期間は?
ソフトバンク版はSIM発行日からの日数カウントになるので、実際に180日間使えるわけではありません。
商品詳細に使用期限は記載されています。
今回私が2020/11/13に購入したものは、2021/4/6までの期限になっています。
なお到着は11/16なので、正味の使用期間は141日間となります。
おおよそ4~5か月とみているとよさそうです。
なお期限後は何の前触れもなく使えなくなるので、あらかじめgoogleカレンダーなどに使用期限日を入れておくのが良いでしょう。
商品概要
普通郵便で届きます
同梱物一式です
メインのSIMカード。写真ではわかりにくいですがカードサイズごとに切れ込みが入っています。挿入する機種に合わせて自分で切ります。
ここ最近の機種ならほぼnanoSIM(一番小さいサイズ)です
SIMピンも入っているのでこれだけでSIM交換できます。
使用方法
iosはSIMスロットに入れるだけで、認識します。aidroidはアクセスポイントの設定が必要です。
設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク内のモバイルデータをON→アクセスポイントから
- APN:plus.4g
- ユーザー名:plus
- パスワード:4g
- 認証方法:CHAP or PAP
説明書が同封されているので、その通りやればOKです。
万が一iosで差しただけで通信できない場合も同じように設定してください。
また設定してSIM認識した後も通信しない、あるいは3G通信しかしないという場合があります。その時はあわてず騒がず端末の再起動をしましょう。それで解決するはずです。
また、一つ気を付けるところはiosの場合、以前使用していたSIMのプロファイルが残っていた場合、SIMの認識はしても通信ができません。
プロファイル削除ののち使用してください。(設定アプリから一般→プロファイルとデバイス管理→プロファイル→プロファイルを削除)格安SIMから乗り換える場合、ここで躓きやすいです。
実際の価格差は?
では実際格安SIMとの価格を比較していきましょう。
今回のSIMは実質141日間で10GBとなるので、5か月で10GBとして月2GBプランで比較します。
価格コムでデータ通信の2GBプランを検索
すると、まず出てくるのは0.1GBからの段階性プランです。続いて低速使い放題のプラン。正味の2GB/月はリンクスメイトの月660円(税込726円)のプランです。
段階性プランはHISが2GBで700円(税込770円)
b-mobileが1GBで480円(税込528円)3GBで850円(税込935円)
エキサイトモバイルは2GBで770円(税込847円)です
一方プリペイドSIMは5月2380円で考えると月額476円(税込)になります。
docomo版でも6か月3800円で考えると月634円(税込)でb-mobileの1GB以外のどのプランよりも安くなります。
キャリアの回線を直接使える
プリペイドSIMの価格の安さは伝わったかと思いますが、もう一つの魅力はキャリアの回線を直接使えるという点です。
格安SIMの場合、キャリアの通信帯域を間借りしている形になるので、キャリア回線と比べて通信速度は遅くなります。
昼間や夕方など混雑する時間帯は1枚の画像を開くのも時間がかかります。動画などもってのほかで、混雑する時間帯は格安SIMの会社が帯域制限している場合もあります。
だからこそ安い価格を維持しているという側面があるので、仕方はないのですが、プリペイドSIMの場合キャリア回線をそのまま使用するので、こういった心配はありません。
混雑が全くないとは言いませんが、通信速度が遅くてイライラするというようなことは私が使っている限りではありません。
デュアルSIMのスマホを使っている方は、通話を格安SIM、データ通信をプリペイドSIMという使い方もおすすめです。
まとめ
プリペイドSIMは安価なうえ、通信品質も良い、手に入れるのも簡単、契約などの手間もなしと良いことづくめです。
自分でSIMカードの抜き差しができるぐらいのスキルがあるならば、ぜひ使用するべきです。