最近日本でもよく目にするようになったゲーミングスマホ。いうまでもなくゲームに特化したスマホなわけですが、普段使いとしてはどれほどのものなのか、僕が常用しているred magic 5gをレビューしていきたいと思います。
基本スペック
- サイズ 縦幅: 168.56mm横幅: 78mm厚さ: 9.75mm
- 重さ 218g
- ディスプレイサイズ 6.65 インチAMOLED
- 解像度 1080 x 2340, 387.5ppi
- SoC Qualcomm® Snapdragon™ 865 5G
- メモリ RAM: 8/12 GB LPDDR5 ROM: 128/256 GB UFS3.0
- バッテリー: 4500mAh 最大 55W高速充電
ゲーミングスマホを謡うだけあって、性能は現時点で最高峰といえます。これで8GB+128GBモデルが$629.00(2020/11/07時点)は破格といえます。一般的なスマホでは10万円を超えてもおかしくありません。価格の安さもゲーミングスマホの魅力です。ちなみに僕が使っているのは12GB+256GBモデルになります。
外観
画面はノッチなしでベゼルも狭いです。いまどきのスマホっぽい外観です。
裏面はかなり派手。シックな黒色モデルもありますが12GB+256GBモデルはこれしかないです。カバーをつけてしまえば気になりません。
カバー着用後
本体上面にはイヤホンジャックとマイクを装備。最近省略されつつあるイヤホンジャックがあるのはいいですね。写真では分かりづらいですが画面上部にスピーカーもあります。
下面は上から SIMスロット、マイク、USB 端子、スピーカーです。イヤホンなしでもステレオ再生ができます。
左側面にはゲーミングモードに切り替えるスイッチ、冷却ファンのためのエアダクト、アクセサリー接続のためのボートがあります。
左側面にもエアダクトと、音量ボタン電源ボタンがあります。両脇の黒い部分はゲーミングモードで使用する LRボタンになります。
派手なカラーリングはともかく、多数のボタンや端子は、いかにもゲーミングスマホという感じです。
実際の使用感
では早速、実際の使用感についてですが、さすがのハイスペック機種だけあってアプリの動作やレスポンスにおいてはストレスに感じるようなことはありません。
非常にキビキビと動いてくれる上に、モニターのフレッシュレートも最大144 MHzまで設定できるので動きも非常になめらかです。
私の場合はなめらかさとバッテリー負担のバランスを考えて90MHz に設定しています。
こういった動作の機敏さはスペックを見た時点である程度想像はつきますが、実際に使用する上で気になった点がいくつかあるので今回はそちらを書き記したいと思います。
気になったところ
1.OSの未完成感
まずこのスマホのOSはandroidベースのRed Magic OSが使用されていますが、まだ成熟していない印象です
一応日本語対応ということになっているのですが設定画面をご覧いただければわかるとおり、半分ぐらいが英語のままです。
平易な英語が多く、サブメニューは日本語化されていることもあるので、手も足も出ないということはないのですが、やはり不便に感じます。あくまで海外製のスマホということで日本語対応は期待しない方がいいです。
また電話発信ができなくなることがまれにあります。発信ボタンを押すと通話が途切れるというものです。再起動すれば直るのですが電話の基本機能が不安定なのは困ります。
2.Bluetooth コーデックはSBCとLDACのみ(要検証)
イヤホンジャックが搭載されている機種ではありますが、気軽に音楽を楽しみたい時は Bluetoothを使用することもあります。
しかしこの機種はBluetooth対応はSBCとLDACのみのようです。
LDACの接続は確認できましたが、対応機種の多いAACやaptxには対応していないようです。
この辺り機種の相性もありそうなので、設定次第で接続できる可能性はありますが少なくとも僕の環境下では接続確認できませんでした。
2021/8/4追記 AAC接続は確認できました。 aptxはいまだ不明です
3.ARに非対応
最近 AR に対応したアプリやゲームが増えてきましたが、この機種は AR には対応していないようです。
例えばデレステではAR モードを起動しようとする、非対応と表示されます。(マーカーモードは起動できました)
Minecraft Earth はダウンロードすらできない状態です。
ポケモン GO はプレイはできますが ARモードは使用できないようです。
ARアプリを使用する方は気を付けてください。
まとめ:質感は高いが割り切りは必要
以上がred magic 5gの使用感レビューになります。スペック的には文句のないレベルですが、細かいところでコストカットの跡が見られる印象です。
特に、AR はゲーミングスマホを謳うなら、是非対応して欲しいところです。
今のところ不満点は、ソフトウェアに関するところなので、アップデートで対応されることを願いたいです。
またマイナーアップデート版のred magic 5SもありますがOS部分は変わりません。
細かい不満点は確かにありますが、そういうものだと分かった上ならば、このスペックのスマホが6万円台で手に入るのは大変魅力的です。
僕もなんだかんだ言ってもよい買い物をしたと思っています。