先日噂レベルで紹介していたRTX 3080 Tiと3070 Tiが正式に発表、発売されました。
RTX 3090に肉薄するRTX 3080 Ti
RTX 3090 | RTX 3080 Ti | RTX 3080 | |
CUDAコア数 | 10496 | 10240 | 8704 |
RTコア数 | 82 | 80 | 68 |
テクスチャユニット数 | 328 | 320 | 272 |
ベースクロック/ブーストクロック | 1400MHz/1700MHz | 1365MHz/1665MHz | 1440MHz/1710MHz |
メモリ | 24GB | 12GB | 10GB |
メモリインターフェイス | 384bit | 384bit | 320bit |
消費電力 | 350w | 350w | 320w |
主なスペックを並べてみるとRTX 3080よりRTX 3090に近いスペックになっています。メモリインターフェイスや消費電力を見る限り、RTX 3080の強化版というよりはRTX 3090の廉価版という印象です。メモリ容量こそ半減していますが演算能力はRTX 3090に近く、メモリを多く使用しない場合はRTX 3090に近いベンチマークが期待できます。
地味ながらメモリ強化されたRTX 3070 Ti
RTX 3070 Ti | RTX 3070 | |
CUDAコア数 | 6144 | 5888 |
RTコア数 | 48 | 46 |
テクスチャユニット数 | 192 | 184 |
ベースクロック/ブーストクロック | 1580MHz/1770MHz | 1500MHz/1730MHz |
メモリ | 8GB/GDDR6X | 8GB/GDDR6 |
メモリインターフェイス | 256bit | 256bit |
消費電力 | 290w | 220w |
一方RTX 3070 TiはRTX 3070からわずかにスペックアップされた、ある意味ネーミングにふさわしい内容になっています。RTX 3080 Tiと比べると地味目な印象ですが本来こういうものですからね、これが普通です。
メモリ容量は変わりませんがGDDR6からGDDR6Xに変更されており高速化されています。
一方消費電力も70wも高くなってしまっているのが残念です。
購入はマイニング制限のあるうちに
RTX 3080 Tiと3070 Tiには仮想通貨のマイニング制限が施されており、今のところマイニングユーザーには魅力的ではない商品になっています。
現在転売目的の購入も多いようで価格は高くなっていますが、マイニング制限がある限りは価格は徐々に下がってくるかと思います。ちなみに日本での想定販売価格はRTX 3080 Tiは175800円、3070 Tiは89980円です。くれぐれも転売ヤーからは購入されないように。
ただマイニング制限が突破されてしまうとまた価格が跳ね上がってしまうでしょう。
皮肉な話ですがゲーム目的の場合でも、マイニング関連のニュースに注目しつつ購入時期を検討しなくてはならないようです。